2008年11月30日

10月のデルタ以外・パイナップルARMY

pineapplearmy.jpg

何かどんどん遅れていく気がする月イチ企画です。
映画化された「20世紀少年」原作者の浦沢直樹ですが
私にとって浦沢直樹といえば「YAWARA」・・・のわけがない
MASTERキートンも捨て難いですがやはり「パイナップルARMY」です。

主人公のジェド豪士は海兵隊員としてベトナム戦争を経験した後
傭兵として数々の戦場を渡り歩いてきた戦闘のプロフェッショナル。
70年代に傭兵を引退してからは民間の軍事顧問機関・CMAの
戦闘インストラクターとして様々な依頼を受けることに・・・という内容。
現役を引退しているとはいえ爆発物や戦闘のプロでもある豪士は
戦闘能力は一流なのですが、あくまでもインストラクターなので
基本的に直接戦闘に加わるなど依頼者を助ける事はありません。
しかし心配になったり巻き込まれたりで結局助ける事もしばしば。

原作は工藤かずやです。浦沢氏の初期作品という事もあって
ストーリーの良さはMASTERキートンに一歩譲るものの
リアル路線のミリタリーコミックというものが当時少なかったので
その存在は貴重でしかもためになるので毎回興味深く読んだものです。
無論名エピソードも数多くあります。
以下個人的に気に入ってるエピソード
「1979年の栄光」
かつてのリビアにおける作戦での隊長からの依頼とその結末とは・・・
豪士が傭兵を引退するきっかけとなった作戦の全貌が明らかに。
「ドッグ・ウォッチ」
空港に仕掛けられた爆弾解除を偶然手伝う事になった豪士は
爆弾処理犬のアーサーとコンビを組む事に。犬好きは泣けます。
「ブレイクスルー:突入」
ハイジャック事件に対処するGSG-9。だが一つだけ問題が。
解決のため白羽の矢が立てられたのは乗客である豪士だった。
「ザルネンの感謝祭」
スイスで知り合った少女の家に一晩泊めてもらう事になった豪士。
だがその父親は豪士を見るなり顔色を変えた。なかなかの感動作。
「ラスト・オーダー」
一人の傭兵がパートナーであった傭兵エージェントの遺産手続きのため
顧問弁護士と立会いの豪士の待つ一軒の店を訪れる。
外人部隊が絡むから、ではなくストーリーが秀逸。最も好きな話。

久し振りに読み返しましたが古さや粗さが目立つ反面やはり面白い。
実は新しい浦沢作品は全く読んでないのでこの機会に読んでみようかな。
posted by 神野 at 23:14| Comment(5) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつかネタになると2年間待ちましたw
スペシャリストが集結してミラクル起こす話より、小作品の方が好きなんで、
「1979年の栄光」と「ドッグ・ウォッチ」はいいですね。
私が最も好きな話は「泣く男」です。
Posted by kaki_zaru at 2008年12月01日 00:33
かつての上官に依頼されてトレーニングするシーンを見ては、人間何歳になっても闘う体を手に入れることができるんだと一念発起し、自分も走り込みを始めたのを思い出します。
この10年怠けてましたが、また最近始めました(苦笑)
Posted by at 2008年12月01日 02:29
>kaki_zaruさん
に、2年て、「大いなる目覚め」のマクマホンですかw。
「泣く男」もいい話ですよね。
他にも「ミラノに死す」「死神の死」なんかも好きなエピソードですね。

>(IPからして)きゃつおさんでしょうか
「5月2日の弾道」のゴールドマンというアマチュアが
強い意志によって厳しい訓練をやり抜いてテロリストに復讐する姿を見て
人間死に物狂いになれば何だって出来ると思い知らされたものです。
Posted by 神野 at 2008年12月01日 22:48
失礼しました、わたしです(苦笑)
このデルタ以外シリーズ、タミヤの1/35&ボトムズ世代の私には結構ツボです(笑)
Posted by きゃつお at 2008年12月02日 06:45
>きゃつおさん
私もたまにやらかします。無記名コメント(笑。
あ〜そうか、タミヤ&ミリタリー・ミニチュアというネタもいいかも。
気が向いたら取り上げますね。
Posted by 神野 at 2008年12月03日 00:28
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